1. |
楽譜/Score
02:27
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楽譜
笑う君の顔見て
少し安心したよ
教えてあげた音楽の
楽譜が時間を伝える
文字のない手紙に
耳あて涙してる
帰り道歩こうかと
紫陽花の葉をそっと嗅いだ
泣くよりもその先見て
僕は君の手を強く握る
音楽はいつの日も
今の背中をそっと押すのさ
Chord: C Em7 Am7 F F onG C
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2. |
めじろ/Mejiro
01:55
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3. |
カレー屋/Curry Restaurant
03:01
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カレー屋
いつもの細い通い道が
鮮やかに輝いて
看板の猫の絵見つけたと
隣の君が笑ってる
カレー屋のドア開けて
チキンカレーを二つ
春の風の匂いは
シャツにまだ残ってる
C F G
Am Em7 F FonG C
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4. |
三月の水/Waters of March
03:49
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「三月の水」
作詞・作曲:Antonio Carlos Jobim
日本語訳:坂口恭平
枝、石ころ、道の終わり
幹の残り、ちょっと独りぼっち
ガラスの破片、それが人生
太陽と夜と死と罠と銃
樫の葉が揺れ
キツネのしっぽ
樹木の節
ツグミの歌
風の森
崖 滝 ひっかき傷 瘤
何にもない世界
踊り舞う風
坂の上
光線、空虚、予感、希望
川で話そ
三月の水
緊張は解け
きみが笑う
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5. |
散歩/Walk
02:42
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散歩
今も流れる 音楽のガラス細工
青空見えた 雪解けの喫茶店で
時間感じた 黄色い梅が
咲く公園で 聞いた君の声の模様
隣で笑う面影が 摩訶不思議か
C F Em7 Am
Am Em7 F C
Am Em7 F FonG
Am E7 F C
Am E7 F FonG
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6. |
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7. |
飛行場/Airport
01:30
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飛行場
いなくなるとき 空の青が変わる
風がなにかを つたえたがっている
また逢う日まで いつも一緒にいよう
いつか笑って 商店街を歩こ
C G Am F G
C G AM F Em7 Dm G C
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8. |
宝/Treasure
04:29
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宝
二つの君の横顔
まぶたの裏で揺れてる
迫り来る時間なんて
逆算せずに笑った
口のまわりのオピウムが
涙粒と交わって
たけのこの里食べながら
夕焼けに直線の雲
銀杏並木に射し込んだ
午後四時前の西日が
今日はやけに清々しい
なんて鳥がささやいた
Em7-A7-Am7-G
Jam
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9. |
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16世紀の雨
16世紀のある晴れた日
海辺でペンペン草
隣のおばちゃん
釜に火を焚いて
鍋釜カチャカチャ鳴らす
青い空には白鷺が
わめきながら飛んでる
今日の夕食は鯛の煮付けかな
腹の中で音楽が鳴る
16世紀の雨の中で
きみと一緒に歩く
あの山のふもとの神社の中で
僕はきみとキスをする
いつか逢ったけな
なんて言うきみの首筋に垂れる水を
舐めて塩味を感じてる
わが眼に涙浮かぶ
藍色に染める反物が
ひらひら空に浮かび
茜色した向こうの空が
こっちにおいでと呼んでる
D C G
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10. |
天の祭/ Heavenly Festival
05:12
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天の祭ぞう
三千世界の祭ぞう
山んとっぺんから
谷の窪から
沖の涯の
舟ん屋根から
渦の底から
ぐるぐるぅ ぐるぐるぅ
ぐるぐるぅ ぐるぐるぅ
祭り雪が
天の方さね
舞うてゆくぞーい
よーい
天の祭ぞーい
石牟礼道子「あやとりの記」(福音館書店)より
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Kyohei Sakaguchi/坂口恭平 Kumamoto, Japan
1978 born in Kumamoto,Japan.
writer,architect,painter,musician.
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